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常客

じょうきゃく
名詞
1
標準
regular customer
文例 · 用例
兎に角中流以下のレストラントには必ず何人かの常客がいて、毎日同じテーブルに同時間に同じ顔を見ることが出来る。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
それ以上は却って運用を考える為め楽しみを妨げる」 フォワイヨの常客にもう一つこの店について追憶を辿らせるのは三十年前の事件だ。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
当時、美代子は悪く凝り過ぎたため却って盛らない場末の酒場の女給で、小野はそこの酔っぱらいの常客だったのである。
渡辺温 遺書に就て 青空文庫
虚無の歌  ヱビス橋のビアホールは、省線の惠比壽驛に近く、工場區街にあり、常客の大部分が職工や勞働者であるため、晝間はいつも閑寂にがらんとしてゐるのである。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
十八になって、向島の待合の下女をつとめ、そこの常客である新派の爺さん役者をだまそうとして、かえってだまされ、恥ずかしさのあまり、ナフタリンを食べて、死んだふりをして見せた。
太宰治 古典風 青空文庫
鏡の中のわが顔に、この世ならず深く柔和の憂色がただよい、それゆえに高雅、車夫馬丁を常客とする悪臭ふんぷんの安食堂で、ひとり牛鍋の葱をつついている男の顔は、笑ってはいけない、キリストそのままであったという。
太宰治 狂言の神 青空文庫
裾を曳いて帳場に起居の女房の、婀娜にたおやかなのがそっくりで、半四郎茶屋と呼ばれた引手茶屋の、大尽は常客だったが、芸妓は小浜屋の姉妹が一の贔屓だったから、その祝宴にも真先に取持った。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
そこへ常客の鮒釣りの客が一人見えたので、預った竿を出してやり、餌と茶|莨盆を船に入れて船を送り出しました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
あの居酒屋のカウンターの端は、毎日必ず顔を出す常客の指定席になっている。
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常客だけが注文できる裏メニューがあるという噂を聞き、何度も店に通い詰めた。
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「いらっしゃい!いつものやつでいいかい?」と店主が常客に親しげに声をかける。
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