勘考
かんこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
consideration
文例 · 用例
彼にとつて印象といふものは、或ひは現識といふものは、勘考さるべきものでも翫味さるべきものでもない、そんなことをしてはゐられない程、現識は現識のまゝで、惚れ惚れとさせるものであつたのです。
— 中原中也 『宮沢賢治の詩』 青空文庫
私先ず庭口から入って、其処さ縁側で案内して、それから台所口に行ってあっちこっち探索のした処、何が、お前様|御勘考さ違わねえ、湯殿に西の隅に、べいらべいら舌さあ吐いとるだ。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
余りの事に、これは一分別ある処と、三日|二夜、口も利かずにまじまじと勘考した。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」「で、ごわりまするが、この縁談が破れますると、早瀬子はそれで宜しいとして、英吉君の方が、それこそ同じように、失望、懊悩、煩悶いたしましょうで、……その辺も御勘考下さりまするように。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
……処でものは相談ぢやが、何とかして、其の奥様を助けると言ふ工夫はねえだか、のう、御坊、人助けは此方の勤ぢや、一つ折入つて頼むだで、勘考してくらつせえ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
たしか、そこだっけと勘考します、それ、その隅っこの、こんもり高な処さ、見さっせいまし、己あ押魂消ただ。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
そして結局自分の力では二進も三進も勘考がつかないと悟った雄太郎君は、誰か力になって貰える、信頼の置ける先輩はないものか、と探しはじめた。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
やはり、初手から彫刻師の刀にかけ、彫刻師自身の意匠で型を彫ってもらいたいのだが、一つ勘考して頂きたい。
— 貿易品の型彫りをしたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
慎重な勘考の後、委員会は提案の承認を決定しました。
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このような重大な経営判断を下す前に、さらなる勘考が必要です。
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うーん、それについては、じっくり勘考させてもらおうかな。
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