勧降
かんこう
名詞
標準
call to surrender
文例 · 用例
折柄秀吉は征韓の志を起し、武備兵糧を充実させた時であったから、天性の豪気いよいよ盛んに、直ちに右筆をして、呂宋総督マリニャス宛ての勧降の書を認ためしめ、末段に「来春、九州肥前に営すべし、時日を移さず、降幡を偃せて来服すべし、もし匍匐膝行遅延するに於ては、速かに征伐を加うべきや必せり」と記させた。
— 国枝史郎 『秀吉・家康二英雄の対南洋外交』 青空文庫
その後漸次接触が出来、一五九一年には原田孫七郎がルソンへ秀吉の勧降状を持って行った。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
「ふしぎじゃ、ろくに喰べ物も喰っておらん城兵が、こう頑張るとは」 薩軍の池辺吉十|郎は、試みに、勧降状を矢にむすんで、諸所の防寨に射込ませてみたが、ひとりの城兵も、降伏して出て来なかった。
— 谷干城夫人 『日本名婦伝』 青空文庫
もちろん勧降状である。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
勧降の使いとして、説客を向けてみるもいいがもし効がなければ、敵の決意をよけい強固にさせるだけで、速戦即決をとらんとする方針にはむしろ害を生じる可能性のほうが多いのではあるまいか――と。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
そして襄陽の陣でも、孟達からきた勧降の書を引き破り、その軍使も即座に斬って、戦をすすめられた由ですから、以て、その後のご心中はよく分りまする。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
尊氏の勧降は、じつに、こういうときになされたのだった。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
おれは返電として、人指し指でべつかんこうをして見せた。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
作例 · 標準
将軍は、包囲された敵軍に勧降を命じました。
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反政府勢力は、政府の勧降を無視し、抵抗を続けました。
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「今すぐ降伏しろ!」それが平和維持軍からの緊急の勧降だった。
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