敢行
かんこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #21674 · 青空 158 例
標準
decisive action
文例 · 用例
姉の確りしたところで、いつも気を引立てられている勝気にも性の弱い弟は、この秘密で冒険な行旅を、姉の敢行力の庇に在って、共々、行い味われたので、一も二もなく賛成した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
上海に於けるガロン、チルキンス、陳独秀等の赤色テロリズムの敢行によって二十世紀の支那の赤い花が散り落ちた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
――これは、一度兵士達が見つけて以来、勤務について、寄宿舎にいなくなった留守を見はからって敢行された。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
初年兵の後藤が束ねた枯木を放り出して、頭をあげるか、あげないうちに、犬の群は突撃を敢行する歩兵部隊のように三人をめがけて吠えついてきた。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
富者はその美徳をあまり多く享有する事の罪を自覚するがゆえに、その贖罪のために種々の痴呆を敢行して安心を求めんとする。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
憤怒をさえ覚えて、寝床を蹴って起き、浴場へ行って、広い浴槽を思いきり乱暴に泳ぎまわり、ぶていさいもかまわず、バック・ストロオクまで敢行したが、心中の鬱々は、晴れるものでなかった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
私はその質問だけは、どうしても敢行できなかった。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
このチャンポンというのもまた、いまこそ、これは普通のようになっていて、誰もこれを無鉄砲なものとも何とも思っていない様子であるが、私の学生時代には、これはまた大へんな荒事であって、よほどの豪傑でない限り、これを敢行する勇気が無かった。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
悪天候にもかかわらず、登山隊は予定通りの日程で登頂を敢行した。
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彼は周囲の反対を押し切って、単独での起業を敢行した。
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警察は深夜、容疑者のアパートへの踏み込み捜査を敢行した。
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プロジェクトチームは、リスクを承知の上で新技術の導入を敢行する決断を下した。
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