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珍花

ちんか
名詞
1
標準
unusual flower
文例 · 用例
蘭学はその路傍に咲いた珍花に過ぎない。
太宰治 惜別 青空文庫
扨は彼の時の珍花の種子を此男の取置きしものなりしかと思ひけれども、何とやらむ云ひ負けたる気はひにて心納まらず。
夢野久作 白くれない 青空文庫
探しつかれた私が、無意識な一服を点けながら、最後の温室に重い足を引ずって這入った時名も知らぬ熱帯の珍花が咲き乱れ、そして馥郁としたメロンの香の中に、長々と天井の支柱からぶら下って首を吊った森源の死体に、イキナリ突当った。
蘭郁二郎 脳波操縦士 青空文庫
あちらこちらに種々の珍花異草が綾なして轟々たる溪流に臨んで居る様は、人をして奇と呼び怪と叫ばしめてなお飽くことを知らず、我この所に止まってこの風景と共に仙化せんか、ああ我が父我が母ないし我が国人にこの景色を見せたならばいかばかり喜ぶ事かと、暫く岩の上に腰を掛け我を忘れてつくづくと眺めて居った。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
あるいは石竹の珍花を育てんと望み、あるいはアウステルリッツの戦いを回想して、その時間を過ごしていた。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
とんちんかんな事だらけで、可笑しくもないのに笑ったり何かしているのだ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
お前ならとんちんかんな事はしないから。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
北から冷たい風が来て、ひゅうと鳴り、はんの木はほんとうに砕けた鉄の鏡のようにかがやき、かちんかちんと葉と葉がすれあって音をたてたようにさえおもわれ、すすきの穂までが鹿にまじって一しょにぐるぐるめぐっているように見えました。
宮沢賢治 鹿踊りのはじまり 青空文庫
作例 · 標準
庭に咲いた珍花ちんか)は、その珍しい色合いで訪れる人々を魅了した。
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この珍花ちんか)は、特定の高山地帯にしか自生しないという。
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彼女は、珍花ちんか)の写真を撮るために、わざわざ遠くまで旅をした。
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