珍果
ちんか
名詞
標準
unusual fruit
文例 · 用例
マンゴスチーンを上品な果実とすれば、その正反対な果物に、臭気ふんぷんとしたドウリアンと云ふ珍果のある事を書かねばならぬ。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
すなわちこれが不具であってくれたばっかりに、吾人はこの珍果を口にする幸運に遭っているのである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
広さは二十四畳ほど、モザイックの床、豪勢な飾電灯、壁はモーリス風の金唐草に、樫板の腰張り古色|目出度く、ルノアールの水の垂れそうな果物の絵が、食卓の上の、世界の珍果を集めた、デザートの果物皿と対照した見事さというものはありません。
— 食魔 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
とんちんかんな事だらけで、可笑しくもないのに笑ったり何かしているのだ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
お前ならとんちんかんな事はしないから。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
北から冷たい風が来て、ひゅうと鳴り、はんの木はほんとうに砕けた鉄の鏡のようにかがやき、かちんかちんと葉と葉がすれあって音をたてたようにさえおもわれ、すすきの穂までが鹿にまじって一しょにぐるぐるめぐっているように見えました。
— 宮沢賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
北から冷たい風が来て、ひゆうと鳴り、はんの木はほんたうに砕けた鉄の鏡のやうにかゞやき、かちんかちんと葉と葉がすれあつて音をたてたやうにさへおもはれ、すすきの穂までが鹿にまぢつて一しよにぐるぐるめぐつてゐるやうに見えました。
— 宮澤賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
三十分を経たらんには、この書信は毎晩社の楼上なる担当記者の掌に落ちんか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
この珍果(ちんか)は、市場ではめったに見られない高級品だ。
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現地の市場で、珍果(ちんか)を試食させてもらったが、独特の風味だった。
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彼のコレクションには、世界中から集められた珍果(ちんか)が並んでいた。
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