表通り
おもてどおり
名詞頻度ランク #42673 · 青空 451 例
標準
main street (as opposed to a side street)
文例 · 用例
表通りのデパアトよりも、こんな裏まちに、甲府の文化を感ずるのである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
自分だけ早くから寝てもなかなか寝付かれないので、もう帰るかもう帰るかと心待ちにしていると自然と表通りを去来する人力車の音が気になる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
表通りの店屋などでも荷物を纏めて立退用意をしている。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
私は東北のSという城下町の表通りから二側目の町並を歩いていた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
「あの白痴を呼んで来るのは町の景気引立策にもいいですなあ」 北国寄りのF――町の表通りに、さまで大きくはないがしっかりした呉服店の老舗があった。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
芸者屋をしている表店と彼女の住っている裏の蔵附の座敷とは隔離してしまって、しもたや風の出入口を別に露地から表通りへつけるように造作したのも、その現われの一つであるし、遠縁の子供を貰って、養女にして女学校へ通わせたのもその現われの一つである。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
表通りの繁華から折れ曲って来たものには、別天地の感じを与える。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
眺めるのは開け放してある奥座敷を通して眼に入る裏の谷合の木がくれの沢地か、水を撒いてある表通りに、向うの塀から垂れ下がっている椎の葉の茂みかどちらかである。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
作例 · 標準
例句