山嶺
さんれい
名詞
標準
mountaintop
文例 · 用例
いさましや汝の山麓を西に馳する風、こゝろよや汝の山嶺を東に飛ぶ風。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
滞留洵に十一週日時に或は野花を探りて僅に無聊を銷するに過ぎず、その間一日淺間の山嶺に雲の峰の上騰するを見て始めて天地の壯大なるを感じたりき。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
地平線の上には長く連なる山嶺があり、凸凹した頂は雪のまだら模様がついている。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
沼津邊からはたゞその前面だけしか見えぬのだが、その背後に寧ろ前面の頂上よりも高いらしい山嶺が三つ四つごた/\と重つてゐるのであつた。
— 四邊の山より富士を仰ぐ記 『樹木とその葉』 青空文庫
その四方の空を占めて天心近く暢びやかに聳え立つてゐる山嶺を仰ぐにはこちらも身を頭をうち反らせねばならなかつた。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
極地に身を置き、山嶺に魂を晒し、さゝやかな結晶を遂げようとする作家の祈願は忘れたのか』と、こういう風な声はいつも私のなかで唸りつゞけています。
— 原民喜 『ある手紙』 青空文庫
重なり合つた山は、くつきりと線を碧空に劃して、破濤のやうに連りわたつた山嶺は、遠く廣く展開されて見えた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
紅葉する木立もなしに山深し 千里の山嶺を攀じ幾片の白雲を踏み砕きて上り着きたる山の頂に鏡を磨ぎ出だせる芦の湖を見そめし時の心ひろさよ。
— 正岡子規 『旅の旅の旅』 青空文庫
作例 · 標準
遥か彼方に、雪を冠った山嶺が連なっているのが見えた。
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登山客は、険しい山嶺を越えて目的の山頂を目指した。
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「あの山嶺の向こうには、どんな景色が広がっているんだろう?」
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