蜉蝣
ふゆう
名詞
標準
mayfly
文例 · 用例
蜉蝣の生涯も永劫であり国民の歴史も刹那の現象であるとすれば、どうして私はこの活動映画からこんなに強い衝動を感じたのだろう。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
蜉蝣のごときはあしたに生れ、夕に死する、ただ一日の命なのだ。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
まして不学凡才の身を以て運命を論じたり、運命を測知しようとするが如きは、蜉蝣といふ虫が大きな樹を撼かさうとするに類したもので、甚だ詰らぬことであります。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
蜉蝣の命、朝の露、そも果敢しといわば言え、身に比べなば何かあらむ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
巍は白髪の書生、蜉蝣の微命、もとより死を畏れず。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
「明治」をして、過去の幾星霜の如く蜉蝣的の生涯を為さしめたるもの、抑も亦た思想の空乏に因するところ寡しとせんや。
— 北村透谷 『思想の聖殿』 青空文庫
これとても、蚊や蜉蝣を吸うような事ではござらん、式のごとき大物をせしめるで、垂々と汗を流す。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
一九八〇(昭和五十五)年にまとめられた祖母の歌集『蜉蝣』の本文は、コピーです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
作例 · 標準
川辺の石をひっくり返すと、カゲロウ(蜉蝣)の幼虫が慌てて逃げていった。
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夕暮れの川の水面すれすれを、羽化したばかりの蜉蝣が無数に飛び交っている。
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蜉蝣は成虫になると口が退化してしまい、水すら飲むことができないそうだ。
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標準
ephemerality (of life)
作例 · 標準
権力の絶頂にいた彼の失脚ぶりは、まさに蜉蝣の命のようにあっけないものだった。
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古典の授業で、人の世の儚さを蜉蝣に例えた美しい和歌を鑑賞した。
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栄華を極めた都市も、戦争によって一日で蜉蝣のごとく消え去ってしまった。
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