武侠
ぶきょう
名詞
標準
chivalry
文例 · 用例
実に憫笑すべき小人根性ながら、此根性は武侠主義の敵なり、国家大発展の妨害者なり彼等は国家を愛するよりも、先づ金銭を愛し妻子を愛さん事を思ふ。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
パジエツト先生にはあんなことを云はれたが文学的野心は抱いた験しもなく、読んだものと云へば押川春浪の「武侠世界」だけだつたので、思はず瞬間的にそんな大それた感情に駆られたのだつたかも知れない。
— 牧野信一 『文学的自叙伝』 青空文庫
パジエツト先生にはあんなことを云はれたが文學的野心は抱いた驗しもなく、讀んだものと云へば押川春浪の「武侠世界」だけだつたので、思はず瞬間的にそんな大それた感情に驅られたのだつたかも知れない。
— 牧野信一 『文學的自叙傳』 青空文庫
後、轉じて、『武侠世界』を創めたり。
— 大町桂月 『酒に死せる押川春浪』 青空文庫
武侠冒險が春浪か、春浪が武侠冒險かと、世を擧つて仰望せしむ。
— 大町桂月 『酒に死せる押川春浪』 青空文庫
ない所か、自分の隣にいる、ある柔道の選手の如きは、読本の下へ武侠世界をひろげて、さっきから押川春浪の冒険小説を読んでいる。
— 芥川龍之介 『毛利先生』 青空文庫
しかし自分たちの笑い声が、それ以上大きくならなかった代りに、しばらくすると、自分の隣にいた柔道の選手が、突然武侠世界をさし置いて、虎のような勢を示しながら、立ち上った。
— 芥川龍之介 『毛利先生』 青空文庫
事務長その他、高級船員は、むしろ、若者の留めやくにまわったのであるけれど、自分たちとても、もともと胸中にたぎる武侠精神の所有者だったから、あたまから、若者たちをしかりつけるわけにはいかない。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
作例 · 標準
彼は中国の歴史ドラマのなかでも、義理人情に厚い武侠たちが活躍する作品が一番好きだ。
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酒場で乱闘騒ぎを起こした悪党を、通りすがりの武侠が見事な剣さばきで退治した。
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その映画の監督は、伝統的な武侠の精神を現代のアクションシーンに見事に落とし込んでいる。
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