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極月

ごくげつ
名詞
1
標準
last month of the year
文例 · 用例
要次郎の言った通り、この極月の寒い夜に、影を踏んで騒ぎまわっているような子供のすがたは、一人も見いだされなかった。
岡本綺堂 影を踏まれた女 青空文庫
いふまでもなく極月かけて三月彼岸の雪どけまでは、毎年こんな中に起伏するから、雪を驚くやうな者は忘れても無い土地柄ながら、今年は意外に早い上に、今時恁くまで積るべしとは、七八十になつた老人も思ひ懸けないのであつたと謂ふから。
泉鏡花 雪の翼 青空文庫
極月の月光は曖昧の朧気を潔癖性のように排斥するので、天地は真空ほどにも浄まっています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
松平信綱謀戦之事 松平伊豆守信綱(此時四十二)が、改めて征討の正使として、嫡男甲斐守輝綱(此時十八)以下従士千三百を率いて西下したのは、寛永十四年|極月二十八日であった。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
今此の極月の末といふに開店して初荷の賣出しを樂まうといふ手筈で店の方は大抵極りもついたし、彼は此を老いたる父母に告げようとして一先づ其家へ歸りつゝあるのである。
長塚節 商機 青空文庫
」老媼茶話に加藤明成猪苗代城代として堀部主膳を置く、寛永十七年極月主膳獨り座敷に在るに禿一人現じ、汝久しく在城すれど今に此城主に謁せず、急ぎ身を淨め上下を著し敬んで御目見えすべしといふ。
南方熊楠 人柱の話 青空文庫
『をけら詣』は、極月大晦日の夜、京都八坂神社に、元朝の齋火を貰ひに參詣するものが、道の摺違ひに互ひに見ず知らずの男女に、口を極めて惡態を吐き合ふ事實を辨へた上でないと、何を歌つたのか一寸見當がつき兼ねませう。
薄田泣菫 詩集の後に 青空文庫
要次郎の云つた通り、この極月の寒い夜に、影を踏んで騒ぎまはつてゐるやうな子供のすがたは一人も見出されなかつた。
――「近代異妖編」 影を踏まれた女 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、極月になると誰もが忙しく年越しの準備をした。
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極月の澄んだ夜空には、満月が美しく輝いていた。
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彼は極月生まれなので、年末にいつも誕生日を祝っている。
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