師走
しわす異読 しはす
名詞頻度ランク #23122 · 青空 413 例
標準
twelfth month (esp. of the lunar calendar)
文例 · 用例
飛尽す鳥ひとつづつ秋の暮 芭蕉の名句「何にこの師走の町へ行く鴉」には遠く及ばず、同じ蕪村の句「麦秋や何に驚く屋根の鶏」にも劣っているが、やはりこれにも蕪村の蕪村らしいポエジイが現れており、捨てがたい俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
何にこの師走の市へ行く鴉 年暮れて冬寒く、群鴉何の行く所ぞ!
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
爺はことし六十五であるが、穂高山の主と言われるくらいな山男で、何でも二十五、六歳のころ、旧の師走であったが、三人連れで、この温泉の上まで、猟にやって来たとき、雪崩れに押し流されて、一里も下まで落っこち、左の脚を折ったということで、もし自分一人であったら、到底命は助からなかったろうと、物語った。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
師走の下旬の話である。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
まだ九時ちっと廻ったばかりだけれども、師走の宵は、夏の頃の十二時過ぎより帰途を急ぐ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
其の年押詰つて師走の幾日かは、當邸の御前、服部式部どの誕生日で、邸中とり/″\其の支度に急がしく、何となく祭が近づいたやうにさゞめき立つ。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
其の年寛政十|年、押詰つて師走の幾日かは當邸の御前服部式部どの誕生日とあつて、邸中が、とり/″\其の支度に急がしく何となく祭が近いたやうにさゞめき立つ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
さてこの物語の起った年は、師走から春の七草かけて、一たびも日金が颪さず、十四五年にも覚えぬという温暖さ、年の内に七分咲で、名所の梅は花盛り、紅梅もちらほら交って、何屋、何楼、娘ある温泉宿の蔵には、雛が吉野紙の被を透かして、あの、ぱっちりした目で、密と覗いても見そうな陽気。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
作例 · 標準
師走に入り、街はクリスマスムードで賑わっている。
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師走は何かと忙しいが、家族で過ごす時間が楽しみだ。
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「もう師走かあ、一年が本当にあっという間だね。」
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