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取り繕う

とりつくろう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
1
標準
to keep up (appearances)
文例 · 用例
が、もう、それを取り繕うことをしないで素直に、「いや感心いたしました」と、その小説が一座の作その物ででもあるかのように敬意を表した。
岩野泡鳴 猫八 青空文庫
抽斎は衣服を取り繕う暇もなく、馳せて隠居|信順を柳島の下屋敷に慰問し、次いで本所二つ目の上屋敷に往った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
先達はひーんと手洟をかみ、取り繕うように老人をいたわった。
金史良 土城廊 青空文庫
乳母もまたその人への体裁の悪さを思っていたが、上手に取り繕うこともできず、しかも気がさ者の、そして無智な女であったから、「ちょっと申し上げます。
東屋 源氏物語 青空文庫
彼はその冷淡さを取り繕うように、包み菓子の一つを口へ入れた。
芥川龍之介 トロッコ 青空文庫
しかし、すべては世間体を取り繕う、利巧な人間の用いるポリシイとして、知っているまでだ。
伊藤野枝 転機 青空文庫
例なら調戯半分に、あなたは何か叱られて、顔を赤くしていましたね、どんな悪い事をしたんですか位言いかねない間柄なのであるが、代助には三千代の愛嬌が、後からその場を取り繕う様に、いたましく聞えたので、冗談を云い募る元気も一寸出なかった。
夏目漱石 それから 青空文庫
つまり物自体を的確に表現することが生活の主要なことではなくて、儀礼的に言葉をあやつることに主たる工夫があるから、空虚な内容を敬語かなんかで取り繕う必要も生れてくるわけであろう。
坂口安吾 敬語論 青空文庫
作例 · 標準
急な来客だったので、散らかった雑誌を慌ててクローゼットに隠して外面を取り繕った
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会社が倒産寸前だというのに、彼は高級車を乗り回して周囲に体裁を取り繕っている
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本当は悔しくてたまらなかったが、人前だったので笑顔を作ってその場を取り繕った
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2
標準
to smooth over (a mistake, fault, etc.)
作例 · 標準
メールの誤送信に気づいた彼は、何とか言い訳を考えてその場を取り繕おうとした。
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約束を忘れていたことがバレそうになり、適当な理由を並べて必死に取り繕った
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失言をしてしまった後で、必死にフォローを入れて場を和ませ、なんとか取り繕った
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3
標準
to mend
作例 · 標準
破れてしまった古い羽織の袖を、目立たないように丁寧に針仕事で取り繕った
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母は子供たちが破いた障子を、端切れを使って器用に取り繕ってくれた。
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長年愛用している鞄の持ち手がほつれてきたので、自分で取り繕って使い続けることにした。
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取り繕う(とりつくろう) — 幻辞.com