繕う
つくろう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to mend
文例 · 用例
従ってまだまだ暢気なもので、人前を繕うと云う様な心持は極めて少なかった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
これは紙鳶を破るような拙なことを仕無いのと、一つは破れた紙鳶でも繕うことが上手であったからで、今でも私の手にかければ何様な紙鳶でも非常に良い紙鳶に仕て見せます、ハハハ。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
もし現在の科学の所得は、すでに科学の究極的に獲得しうるすべての大部分であると考え、吾人の残務はただそこかしこの小さい穴を繕うに過ぎぬと考えればプランクの説はもっともと思われる。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
お雪は失心の体で姿を繕うこともせず。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
あなたは、どうしてそんなに言い繕うのですか。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
定基はつくづくと見て居たが、終に堪えかねて、声を立てて泣き出して、自分の豪傑性を否認して終って、三河守も何もあらばこそ、衣袍取繕う遑も無く、半天の落葉ただ風に飛ぶが如く国府を後にして都へ出てしまった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
汽車には太く倦じた体で、夫人は腕を仰向けに窓に投げて、がっくり鬢を枕するごとく、果は腰帯の弛んだのさえ、引繕う元気も無くなって見えたが、鈴のような目は活々と、白い手首に瞳大きく、主税の顔を瞻って、物打語るに疲れなかった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
道子が、取ったばかりの手拭を、引摺るように膝にかけて、振を繕う遑もなく、押並んで跪いた時、早瀬は退って向き直って、「線香なんぞ買って――それから、種々要るものを。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
ほころびたセーターの袖口を、見えないように綺麗に繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古くなった布団の破れを、端切れを使って丁寧に繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は使い古したカバンを自分で繕いながら、大切に使っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to fix (hair, clothes, appearance, etc.)
作例 · 標準
人前に出る前に、鏡を見て乱れた髪をサッと繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
急いでいたので、シャツの襟の乱れを繕う暇もなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女は化粧を直して身なりを繕い、パーティー会場へと向かった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to keep up appearances
作例 · 標準
失礼なことを言われたが、その場を取り繕うように笑って誤魔化した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
家計が苦しいことを周囲に悟られないよう、体裁を繕うのに必死だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
矛盾を指摘されて、彼はしどろもどろになりながら話の辻褄を繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
to treat (illness, injury, etc.)
作例 · 標準
傷口を清潔に保ち、化膿しないように適切に繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古傷の痛みを和らげるために、湯治でじっくりと体を繕う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
持病を抱えながらも、養生して少しずつ健康を繕っていく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview