船路
ふなじ
名詞
標準
sea route
文例 · 用例
三ヶ|月ほどの南北支那の旅を終つて、明日はいよいよ懷しい故國への船路に就かうといふ前の晩、それは乳色の夜靄が町の燈灯をほのぼのとさせるばかりに立ち罩めた如何にも異郷の秋らしい晩だつたが、僕は消息通の一|友と連れ立つて上海の町をさまよひ歩いた。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
長い船路のために、おまえは持てるすべてのものを支払った。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
おのれ船路のさまたげと、金内怒って荷物の中より半弓を取出し、神に念じてひょうと射れば、あやまたずかの人魚の肩先に当り、人魚は声もなく波間に沈み、激浪たちまち収まって海面はもとのように静かになり、斜陽おだやかに船中にさし込み、船頭は間抜け面で起き上り、なんだ夢か、と言った。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
昔彼の文覺と云ふ荒法師は、佐渡へ流される船路で、暴風雨に會つたが、船頭水夫共が目の色を變へて騷ぐにも頓着なく、大の字なりに寢そべつて、雷の如き高鼾ぢや。
— 泉鏡花 『旅僧』 青空文庫
または船路を行ったものであろうか。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
大夫は知れきったことを問われたように、少しもためらわずに船路を行くことを勧めた。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
それとは違って、船路は安全なものである。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
勝利者の直義に呪われては、とても我が身をまっとうすることは出来ないと覚って、師直師泰は兵庫から船路で鎌倉へ落ちようと相談した。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
作例 · 標準
かつて、この海峡はアジアとヨーロッパを結ぶ重要な船路として栄えた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
海賊の出没により、その船路は危険なルートと見なされるようになった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
船長は、新しい船路を開拓するため、未知の海域へと冒険の旅に出た。
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