紛擾
ふんじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
disturbance
文例 · 用例
神田七段の昇段問題で日本將棋聯盟に紛擾起り、分裂の危機に頻すとの事、お役目柄倉島君忽卒として暇を告げて行く。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
瞻むれば一|隻の海賊船は轟然たる響諸共に、船底微塵に碎け、潮煙飛んで千尋の波底に沈み去つた、つゞいて起る大紛擾、一艘は船尾逆立ち船頭沈んで、惡魔印の海賊旗は、二度、三度、浪を叩くよと見る間に影も形も。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
母親は内縁の若い後妻で入籍して無かったし、寺には寺で法縁上の紛擾があり、寺の後董は思いがけない他所の方から来てしまった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
そしていま迄、下手に謙遜に学び取っていた仕方は今度からは、争い食ってかかる紛擾の間に相手からのような騒々しいものを混えることに於て、却って知音や友情が通じられる支那楽のような交際も無いことはない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
営中|紛擾し、人馬|滾転す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
武蔵の国にも紛擾が生じた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
何時かも己の里に紛擾が起ったので、それへ往っていて夜になって帰って来ると、膳|前の酒を一人で飲んでいたお爺さんが、「どちらへお出でになっておりました」 と、嘲るように云った。
— 田中貢太郎 『地獄の使』 青空文庫
そうした地盤の事や何かで弟子仲間に紛擾が起れば、無論家元が裁判せねばならぬ。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
政治的な紛擾が続き、国の経済は低迷していた。
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突然のサイレンに、街に一時的な紛擾が生じた。
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彼の無責任な発言が、会議の場にさらなる紛擾をもたらした。
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