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秩序

ちつじょ
名詞頻度ランク #5013 · 青空 2399
1
標準
order
文例 · 用例
どこから射して來るのか樹蔭のやうな緑色の光線を受けて、模糊と霞んでゐるその萬疊敷とでも言ふべき廣場には、やはり霰のやうな小粒の珠が敷きつめられ、ところどころに黒い岩が秩序無くころがつてゐて、さうしてそれつきりである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
ともかくも、赤く焼けてくすぶった熔岩や、白ッちゃけた岩脈のくずや、黒い小粒の砂礫が、無秩序に積み累ねられたところは、九千尺に近い山中というよりも、かきや蛤の殻を積み上げた海辺にでも、たたずんでいるようであった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それともまたこのようなものを作りあげるに必要な秩序や理法が人間の方に備わっているので、われわれはただ自己の内にある理法の鏡に映る限りにおいて自己以外と称するものを認めるのであろうか。
寺田寅彦 言語と道具 青空文庫
学者は科学を成立さする必要上、自然界に或る秩序方則の存在を予想す。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
そこから色々な観念が生れ、観念は更に分裂してより多く共通な要素に分析されてそこに秩序が出来、「言葉」が出来、「方則」が出来る。
寺田寅彦 文学の中の科学的要素 青空文庫
匆卒の間に筆を執ったためにはなはだ不秩序で蕪雑な随感録になってしまったが、トーキーの研究者に多少でも参考になることができたら大幸である。
寺田寅彦 耳と目 青空文庫
最後に私の頭に残った日本画部全体の印象は、干からびた灰色の、無秩序な些細な抑揚の交錯であある。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
」 ミサコが堅固な意志をとりかえすと、ふたたびポール商会は、事務と秩序と美にたいする感覚をとりかえして、使傭人たちが忙しそうに饒舌り、お世辞と商才が火華のように顧客を魅了した。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
作例 · 標準
もっと詳しいチップヘルプがあれば、初心者でも使いやすいのに。
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