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不老長生

ふろうちょうせい
名詞
1
標準
perpetual youth and longevity
文例 · 用例
俺はすでに不老長生の法を修し畢り、雲に乗り風に御し一瞬に十万八千里を行く者だ。
―沙門悟浄の手記― 悟浄歎異 青空文庫
『呂氏春秋』には不老長生の術を学び成した者が、虎に食われぬ法を心得おらなくて虎に丸呑みにされたとある、いわゆる人参呑んで縊死だ。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
二 古代支那民族の、そのうちでもとりわけ道仙を学ぶものが、何をさし措いても先づ欲求してやまなかつたのは、不老長生と飛行自在といふことだつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
磁石の如きはまた一方に於ては不老長生の作用を有すると考へられ、ゼイランの王は常に磁石(磁鉄鉱)で作つた皿で、食事を取つたといはれて居る。
小酒井不木 毒と迷信 青空文庫
これは、錬金術師たちが、自分たちに箔をつけるために、錬金術の元祖はみなプラトンやアリストテレスの門人だと言い触らしたためであって、後には「哲学者の石」について段々虫のよい解釈が下され、「哲学者の石」は一方に於て人間をして不老長生ならしめるものだと考えられるに至った。
小酒井不木 錬金詐欺 青空文庫
幹に小孔をあけておけば、さんさんと水液がしたたり出て、支那では之を不老長生の霊水と称したという、あの珍らしい水木である。
豊島与志雄 樹を愛する心 青空文庫
彼はみずから宿なしのユダヤ人といい、または不老長生薬の発見者といい、その他いろいろのことを言い触らしていたので、ある者は彼を詐欺師として軽蔑していたが、カサノヴァの記録によると、かれは間諜であったそうだ。
スペードの女王 世界怪談名作集 青空文庫
浦島伝説並びに支那神仙説に於ては、不老長生の神仙界は、人間界と日月の長短を異にす、との信仰を見る可く両者の間、自ら混同す可からざるものあり。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫