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億劫

おっくう異読 おくこう・おっこう
形容動詞名詞頻度ランク #24891 · 青空 393
1
標準
troublesome
文例 · 用例
少からず気になっていたが、私は人の身の上に就いて自動的に世話を焼くのは、どうも億劫で出来ないたちなので、そのままにして置いた。
太宰治 佳日 青空文庫
雪の降ったあとで郊外に住んでいる自分にはその雪解けが億劫なのであったが、金は待っていた金なので関わずに出かけることにした。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
花が枯れて水が腐ってしまっている花瓶が不愉快で堪らなくなっていても始末するのが億劫で手の出ないときがある。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
それは億劫というよりもなにかに魅せられている気持である。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
それから溪へ下りてまだ三四丁も歩かなければならない私の宿へ帰るのがいかにも億劫であった。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
感心なことを云うと云ってあなたは笑うかも知れませんが、学校へ行くのが実に億劫でした。
――或る私信―― 橡の花 青空文庫
要心を通越した臆病な処へ、渇くのは空腹にまさる切なさで、一つは其がためにもつい出億劫がるのが癖で。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
閑静な処をお望み、間数は多し誂え向き、隠居所を三間ばかり、腰元も二人ぐらい附く筈と、御子息から相談を打たっしゃると、隠居と言えば世を避けたも同様、また本宅へ居直るも億劫なり、年寄と一所では若い御婦人の気が詰ろう。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
作例 · 標準
例句