滑落
かつらく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
sliding down (a slope, mountainside)
文例 · 用例
』と呟いた英國の古風な紳士は甲板から自分の船室へ逃げ込まんとて昇降口から眞逆に滑落ちて腰を※かした、偶然にも船の惡魔が御自分に祟つたものであらうか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
山の斜面に露宿を取りしことなれば少しも平坦の地を得す、為めに横臥する能はず、或は蹲踞するあり或は樹に凭るあり、或は樹株に足を支へて臥するあり、若し一歩を誤らんか深谷中に滑落せんのみ、其|危険言ふべからず、恰も四足獣の住所に異らずと云ふべし。
— 渡邊千吉郎 『利根水源探検紀行』 青空文庫
一般的にそこは危険な経路だとは見なされていなかったが、頭上にそびえ周囲を取り巻く雪山の風景を見ようと少年が脇に逸れたところ、緩んだ岩の端を踏み抜いて渓谷に滑落してしまった。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
滑落の結果動けなくなり姿を現わせなくても、一声叫べば居場所がわかったのだが、少年にはそれもできなかった。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
それだけではなく、息子は滑落時に水筒を肩に掛け、毛皮の裏打ちのある厚い袖なし外套を羽織っていました――高地は寒いだろうと思っていましたから、それなりの装備をしていたのです――そういった身の回り品が何一つ見つかっていません。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
」私の腕を掴みながら叫んだ「ここ、まさに私たちが立っているここから、息子は滑落したのです!
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
滑落した少年の捜索が再開されて一時間後のことだった。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
もしトリガーセンがランタン・ロックで滑落していれば、同家の断絶人物として死んで、もっと先見の明のある男が僕たちを支配して、今頃、神の恵みの陽光に感謝して、怖れることはなかったでしょう。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
作例 · 標準
雪山での登山中、急斜面で足元をすくわれて数十メートルも滑落してしまった。
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ニュース番組が、北アルプスの険しい岩場で登山者が滑落し、救助隊が出動したと伝えている。
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標高の高いガレ場では、一歩足を踏み外せば滑落の危険があるため、一時も気が抜けない。
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滑落事故の再発を防ぐため、山岳会ではアイゼンとピッケルの習得講習を強化している。
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