斜面
しゃめん
名詞頻度ランク #11705 · 青空 1242 例
標準
slope
文例 · 用例
多分七、八歳くらいの自分と五、六歳くらいの丑尾さんとが門前のたたきの斜面で日向ぼっこをしていた。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
富士の斜面のヒダは、均整せられて、端然たる中にも、その高いところは光を強く受けて、浮彫につまみ上り、低い裂け目には暗い影が漂っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
小御岳から、大沢へゆく間にも、「小御岳流れ」「大流れ」「白草流れ」が押しだして、大森林の一部分をブッ欠き、日当りのいい窓を明けて、欠け間から裾野にかけて、山麓の斜面を見せる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
頂上内院火口の西壁、剣ヶ峰の側からなぎ落されて、直線に突き切ること三里、力任せにたち割った絶壁の斜面に、墜石崩石は、ざっくばらんにほうりだされている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
三合四合と登るほどに、黒砂は凝結したように、ポロポロと硬くなって、時に生れどころの解らない大霧が、斜面を這って、煙のように舞い立つこともあったが、五合へ来たときには、それも拭うように晴れて、北風が起り初めた、鳶が一羽、虚空に丸く輪を描いて山体の半分を悠揚と匝ぐって、黒い点となって、遥かに消え失せた。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
其の本館から下方の山腹にはもう人家が少く、色々の樹林に蔽はれた山腹の斜面が午後の日に照らされて中々美しい。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
見ると、改札口へ登つて行く階段だか斜面だかには夥しい人の群が押しかけてゐる。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
所謂原つぱへ出ると、南を向いた丘の斜面の草原には秋草もあれば櫻の紅葉もあつたが、どうも丁度工合のいゝ處を此處だと思ひ切りにくいので、とう/\其の原つぱを通り越して往還路へ下りてしまつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
作例 · 標準
スキーヤーが急な斜面を猛スピードで滑り降りていく。
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雨が降った後、庭の斜面が少し崩れてしまった。
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登山道は岩だらけの急な斜面が続き、体力が必要だった。
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ウィキペディア
斜面(しゃめん)とは、水平面に対して、垂直以外のある角度をもって設定された平滑な表面のことである。斜面があれば、荷物などの物体を移動するとき、持ち上げる(あるいは降ろす)距離よりも水平方向に長く移動させることで、運搬物に掛かる重力と比較して小さな力(積み荷に掛かる重力の斜面に対して平行な方向の分力よりも大きい力)を印加するだけで、作業者にとって強大な抗力に打ち勝って物が運べるようになる。土木工事においては、傾き(垂直成分/水平成分の比率)は、しばしば傾斜度、もしくは勾配(物理)(en:grade )に当てはまる。斜面は、一般に認められた単純機械の一つである。
出典: 斜面 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0