委託
いたく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #4248 · 青空 154 例
標準
entrusting (something to a person)
文例 · 用例
明治維新の際から日清、日露の戦役当時にかけて、盛んに活躍した豪勇の将士たち、沈勇の大政治家たちの殆んど大部分は、あるいは禅により胆を練り、あるいは浄土宗、浄土真宗により心身を仏に委託し、あるいは日蓮宗により宇宙の生命力を唱題によって心身に享け容れた人たちでありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
菊屋へ行ってお酒をねだる時だけ、「何せ僕は、全権を委託されているのだからなあ。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
淡水魚の、養殖とか漁獲とか製品保存とかいう、専門中でも狭い専門に係る研究なので、来ている研究生たちは、大概就職の極っている水産物関係の官衙や会社やまたは協会とかの委託生で、いわば人生も生活も技術家としてコースが定められた人たちなので、朴々としていずれも胆汁質の青年に見えた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
五 四条河原町の三味線屋の飾窓の中に、委託品として陳列されているスリービーのマドロスパイプを吸口の所だけ照らしていた落日の最後のあかりも、市電を待っているうちにいつか消えてしまい、黄昏がするすると落ちて来た。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
「妻子養うに十分の収益あり」という甘い文句の見出しで、店舗の家賃、電灯・水道代は本舗より支弁し、薬は委託でいくらでも送る。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
そうして、それから後斎田氏は高弟連中から色々な質問を委託されて翁の網打ちのお伴をしなければならなくなったが、時に依ると翁が意地悪く口を緘して一言も洩らさない事があった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
別後の情を細敍するにも遑あらず、引かれて大臣に謁し、委託せられしは獨逸語にて記せる文書の急を要するを飜譯せよとの事なり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
その金が本人退職後もなお会社に残っていたとすれば、明らかに委託金横領ではないか、その金が支払われるのが、いつも最後の例だからって、その金を受け取ることによって、辞職を意味するなんて、そんな詭弁が、よくも人事係の君の口から吐けたもんだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
当社は、コールセンター業務を外部の専門業者に委託することにした。
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遺産相続に関する複雑な手続きは、弁護士に委託するのが一般的だ。
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新製品のデザイン制作を、国内外のデザイナーに委託する計画が進んでいる。
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政府は、地方創生のためのプロジェクトの一部を民間企業に委託することを発表した。
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