乱戦
らんせん
名詞
標準
confused fight
文例 · 用例
徳川と織田とは、非常に離れて戦っているようであるが、最後には乱戦になったらしく、酒井忠次の払った長刀のほこ先が信長勢の池田勝三郎信輝の股に当った位だ。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
宮部鼎蔵は、乱戦の中に池田屋に於て斃れた。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
それらの襲来が次第にものものしくなつて、負傷者が現れたり、収穫の奪ひ合ひで乱戦が演ぜられたりする始末となつて、果しもなかつたので祖父と武さんが謀つて、禁制の立札をつくつた。
— 牧野信一 『肉桂樹』 青空文庫
その時第三の馬また脱け出で首尾を揚げ衝き当り廻る、それから衆馬狂奔して※り合い齧み合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
まるで猿に退化した狂躁曲の乱戦乱舞を演じて、やっと瀑の上の磧に下りた。
— 河東碧梧桐 『登山は冒険なり』 青空文庫
かれは雨戸のしんばり棒をはずして手にさげた、それからじょうぶそうなぞうりにはきかえて外へでた、めざすところは阪井の家である、かれは今にも伯父が乱闘乱戦に火花をちらしているかのように思った、胸が高鳴りして身体がふるえた。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
それからは、乱戦だ。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫
その結果は、一九一四年戦役中、私の乱戦を超えての機会に、あるいはそれを口実に、現われたのだった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
サッカーの試合は、後半になって両チームの乱戦になった。
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城攻めは乱戦となり、どちらが優勢か分からない状況が続いた。
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森の中での乱戦は、地の利を知る相手に有利だった。
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