もっけの幸い
もっけのさいわい
表現
標準
windfall
文例 · 用例
焼跡の寂しい道で、人通りは殆どなかったが、かえってもっけの幸いだった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
思いも掛けぬそなたとの対面、牢屋の中とは面目ないが、この暗闇がアバタの俺を隠してくれたとは、もっけの幸い」 と、はやいつもの佐助に戻ったのが嬉しかったが、しかし、またそれももどかしくて、「ま、そのようなことは後で。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
じゃ、食事……」「済んで来ましたの」 それで遅かったのか、誰と食べて来たのかと、春隆は興冷めしたが、しかし、陽子の来た時間が遅かったのは、もっけの幸いだと思った。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
」 と、管理室へはいって来たのは、京吉にはもっけの幸いだった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
「あ、坂野さん、いいところへ来た」 と、京吉はもっけの幸いの声を出し、それでもう肚がきまった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
もっけの幸いではないか」「ふん」と言った数馬の眉間には、深い皺が刻まれた。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
ところが丁度もっけの幸いに帳場には誰もいなかったので、彼は素早く脱兎のように抜けて外気の中へ飛び出したのである。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
それで、(盗られた) という気持を、葉子自身ですら感じなかったのは、彼にとっては、もっけの幸いだった。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
作例 · 標準
もっけの幸いで、締切寸前に必要な資料が見つかった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
迷った末に駅を降りたら、友人がいてもっけの幸いだった。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001
古本屋で発見した絶版本は、本当にもっけの幸いだ。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001