世間の目
せけんのめ
表現名詞
標準
spotlight
文例 · 用例
然るに子之助の継母三村氏すみは、義理ある子之助を廃嫡の否運に逢わせては、自分の庇護が至らぬように世間の目から見られようと云って、手代等の議を拒んだ。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
と言っても、事実は――世間の目から見れば――そこには思い出すことはなんと少ししかなかったことだろう!
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
精神上からみると、まことに無意味な浅薄な結婚であったけれど、世間の目から羨望の中心となり、一|時近郷の話題の花であった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
さういふ伴侶の間には僅に五|圓の金錢でもそれは懷に入つたとなれば直に世間の目に立つ。
— 長塚節 『土』 青空文庫
実際また平七は、有朋がこの別荘に、何日閉じこもっていようとも、どんな風に世間の目をくらまして、長州陸軍の根を育てる苦心をしていようとも、一向用のないことだった。
— 佐々木味津三 『山県有朋の靴』 青空文庫
世間の目も同僚の仕打ちも、思わず涙の出ることが何度となくありました。
— 上村松園 『座右第一品』 青空文庫
世間の目にたつことが遠慮されて訪ねて行くこともできず、思うことを直接お話しできないのを遺憾に思っています」 というのが父の大臣から玉鬘へ伝えさせた言葉であった。
— 藤袴 『源氏物語』 青空文庫
男の興味を惹くような女が物思いをしながら、世間の目から隠れて住んでいるようなことも郊外とか田舎とかにはあるのですね。
— 橋姫 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
スキャンダルの後、彼は常に世間の目に晒されていた。
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彼女は世間の目の下で生きるのが難しいと感じた。
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その有名人は、世間の目から逃れるために公の場への姿を見せるのを避けた。
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