衆目
しゅうもく
名詞
標準
all eyes
文例 · 用例
どうだ、衆目の見る処、貴様は国体のいかんを解さない非義、劣等、怯奴である、国賊である、破廉恥、無気力の人外である。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
慈善会場の客も主も愕然として視むれば、渠はするすると帯を解きて、下〆を押寛げ、臆する色なく諸肌脱ぎて、衆目の視る処、二布を恥じず、十指の指す処、乳房を蔽わず、膚は清き雪を束ね、薄色友禅の長襦袢の飜りたる紅裏は燃ゆるがごとく鮮麗なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
どうだ、衆目の見る処、貴様は国体のいかむを解さない非義、劣等、怯奴である、国賊である、破廉恥、無気力の人外である。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
然れども人間の霊魂を建築せんとするの技師に至りては、其費やすところの労力は直ちに有形の楼閣となりて、ニコライの高塔の如く衆目を引くべきにあらず。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
衆目衆耳の聳動することなき事業にして、或は大に世界を震ふことあるなり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
太都夫の赤袍、丹濃の黄袍、少歳の緑袍、皆それ/″\に人柄にかなつて、衆目を引いた。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
――その夜米村と共に選手の重任を帯びた七郎が、何れ程衆目を集め、又味方の人々から期待されたかは、こゝにしるすまでもあるまい。
— 牧野信一 『月下のマラソン』 青空文庫
月狂は酔ぱらって神楽坂の乞食に煙草の輪を吹きかけて、衆目を集めると、諸君、人間は無限に生きる必要はないのであります、と、「マクロホウロス家の秘法」の科白のうろ憶えを一くさり演説した後、やあ諸君、と嬉々として袂別するのであった。
— 原民喜 『四五ニズム述懐』 青空文庫
作例 · 標準
このスキャンダルは、衆目を集め、連日報道された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の失言は、衆目を集める結果となり、会見を開くことになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「皆の衆目があるから、ここで不正はできないよ」と彼は冗談めかして言った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite