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揮発

きはつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #23513 · 青空 19
1
標準
volatilization
文例 · 用例
テーブルの上へ、まだ活字が揮発油で濡れているパリ・ミデイの一版を抛り出して、キャフェの蕭条をまづ第一に味わいに来たのは Boulevardier(界隈の人、或は大通漫歩の人と訳すべきか)と呼ばれている巴里の遺物である。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
すべての色彩と形が水中へ入れば一律に化生せしめられるように人間のモラルもここでは揮発性と操持性とを失った。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
小松のみどりが強烈な日光に照らされて樹脂中の揮発成分を放散するのであろう。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
葱を刻んだのを、薬味箱に誇大に盛ったのを可笑しさを堪えた顔の小女が学生たちの席へ運ぶと、学生たちは娘への影響があった証拠を、この揮発性の野菜の堆さに見て、勝利を感ずる歓呼を挙げる。
岡本かの子 家霊 青空文庫
まづ第一にひげをはさみでぢゃきぢゃき刈りとって次に揮発油へ木タールを少しまぜて茶いろな液体をつくって顔から首すぢいっぱいに手にも塗った。
宮沢賢治 税務署長の冒険 青空文庫
青葉の揮発性の匂いがした。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
ときどき店の奥のスタンドで、玻璃盞にソーダのフラッシュする音が、室内の春の静物図に揮発性を与えている。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
かの女が、ほのかに匂っているオレンジに塗られたブランデーの揮発性に、けへんけへん噎せながら、デザートのスザンヌを小さいフォークで喰べていると、むす子がのそっと立ち上って握手をして迎える気配がした。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
作例 · 標準
シンナーは密閉しないとすぐに揮発して量が減ってしまう。
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実験では、加熱によって液体が急速に揮発し、気体に変わる様子が観察された。
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香水のアルコール成分が揮発する際に、ふわりと香りが広がる。
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ガソリンスタンドでは、揮発したガソリンの匂いが立ち込めている。
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