頻り
しきり
形容動詞頻度ランク #23963 · 青空 1736 例
標準
frequent
文例 · 用例
先刻まで頻りに喋舌つてゐた三田村はスツカリ黙つてゐる。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
私は頻りに早く出世したい気持がして来て、その気持に引き摺られるやうに父のゐない部屋を歩き、歩いた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
道端に乞食が一人しゃがんで頻りに叩頭いていたが誰れも慈善家でないと見えて鐚一文も奉捨にならなかったのは気の毒であった。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
五十くらいの田舎女の櫛取り出して頻りに髪|梳るをどちらまでと問えば「京まで行くのでがんす。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
大垣の商人らしき五十ばかりの男|頻りに大垣の近況を語り関が原の戦を説く。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
柵の外より頻りに汽車の方を覗く美髯公のいずれ御前らしきが顔色の著しく白き西洋人めくなど土地柄なるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
いたづらな風が頻りに裾を奪うとするからである。
— ――何人か良案はないか?―― 『風と裾』 青空文庫
それにこの頃は何でも話が手取り早くて、まるで電気のようでさ、そしていろいろの手があって面白いじゃないか」 そういう言葉に執成されたあとで、年下の芸妓を主に年上の芸妓が介添になって、頻りに艶めかしく柚木を取持った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
最近、近所で空き巣が頻りだという噂を聞いて、防犯を強化した。
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彼女の頻りな欠席を心配した担任が、家庭訪問をすることにした。
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今シーズンは台風の上陸が頻りで、農作物への被害が懸念されている。
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標準
great
作例 · 標準
窓の外では雨が頻りだが、部屋の中は暖炉の火で温かい。
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蝉の声が頻りな夏の午後は、どこか遠い記憶を呼び起こす。
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客席からは頻りな拍手が送られ、ピアニストは何度も頭を下げた。
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