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美姫

びき
名詞頻度ランク #33928 · 青空 90
1
標準
beautiful maiden
文例 · 用例
今めかしくいうまでもない、富山の市で花を売る評判の娘に首っ丈であったのが、勇美姫おん目を懸けさせたまうので、毎日のように館に来る、近々と顔を見る、口も利くというので、思が可恐しくなると、この男、自分では業平なんだから耐らない。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
深窓の美姫、紅閨の艶姐、綾羅錦繍の袂を揃えて、一種異様の勧工場、六六館の婦人慈善会は冬枯に時ならぬ梅桜桃李の花を咲かせて、暗香堂に馥郁たり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
そこに美姫と、美酒と、山海の珍味を並べて、友達を集めて昼夜兼行の豪遊をこころみたために、百万円は瞬く間に無くなって、些なからぬ借財さえ出来た。
夢野久作 夫人探索 青空文庫
美姫あり、西より来って妻となり、男子十一人出生も人を喰った話ですが、わけても江戸名代胆力無双のわが旗本退屈男を目前にして、道に喧嘩口論を挑む者あり、逃げるに如かずと当らぬ八卦を下すに至っては、一珍斎どころか大珍斎も大々の大珍斎でした。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
城中第一の美姫、まだつぼみのままじゃが、所望ならば江戸へのみやげにつかわしてもよいぞ」「またしてもご冗談でござりますか、そのような浮いた話ではござりませぬ。
血染めの手形 右門捕物帖 青空文庫
それから、加賀百万石を禄高がしらの三百諸侯、つづいて美姫千名と注された、いずれ劣らぬ美形たちのお局、腰元、お女中の一群でありました。
毒色のくちびる 右門捕物帖 青空文庫
――物語は、佳境の頂上で、勇士セント・アンドリウが、キクロウプスの館に幽閉された美姫ヘレナを救け出す為に翼のあるゼブラに打ちまたがつて、城内深く躍り込んだ三色版の挿絵のある頁が開かれて、私はその上に突つ伏して涎を垂らしてゐた時であつた。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
あらゆる暴虐に飽いた身を宮殿をしのぐような六波羅の邸宅の黄金の床に横たえて、美姫を集めて宴楽にふけっております。
倉田百三 俊寛 青空文庫
作例 · 標準
その国の王女は、近隣の諸国まで名が届くほどの美姫だった。
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肖像画に描かれた伝説の美姫は、どこか悲しげな瞳をしていた。
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彼は美しいドレスを身に纏った彼女を、まるで美姫のようだと讃えた。
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