大輪
たいりん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #39018 · 青空 223 例
標準
large-flowered
文例 · 用例
何とか云う名の洋紅色大輪のカンナも美しいが、しかし札幌円山公園の奥の草花園で見た鎗鶏頭の鮮紅色には及ばない。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
白き牡丹の大輪なるに、二ツ胡蝶の狂うよう、ちらちらと捧げて行く。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
帆の中より、水際立って、美しく水浅葱に朝露置いた大輪の花一輪、白砂の清き浜に、台や開くと、裳を捌いて衝と下り立った、洋装したる一人の婦人。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
肩を斜めに前へ落すと、袖の上へ、腕が辷つた、……月が投げたるダリヤの大輪、白々と、搖れながら戲れかゝる、羽交の下を、輕く手に受け、清しい目を、熟と合はせて、「……あら嬉しや!
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
其の四ツの端を柔かに結んだ中から、大輪の杜若の花の覗くも風情で、緋牡丹も、白百合も、透きつる色を競うて映る。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
其の惱ましさを、崖の瀧のやうな紫陽花の青い叢の中に突つ込むで身を冷しつゝ、且つもの狂はしく其の大輪の藍を抱いて、恰も我を離脱せむとする魂を引緊むる思ひをした。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
このたびの不思議なその大輪の虹の台、紅玉の蕊に咲いた花にも、俺たちが、何と、手を着けるか。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
円髷、前垂がけ、床の間の花籠に、黄の小菊と白菊の大輪なるを莟まじり投入れにしたるを視め、手に三本ばかり常夏の花を持つ。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
作例 · 標準
庭に植えたひまわりが、太陽に向かって立派な大輪の花を咲かせた。
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花火大会のフィナーレを飾るのは、夜空いっぱいに広がる大輪の尺玉だ。
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彼女の顔は、喜びで大輪のひまわりが咲いたような笑顔になった。
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