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ノスタルジア

ノスタルジア
名詞
1
標準
nostalgia
文例 · 用例
この句の詩情には、古い故郷の家を思わせるような、あるいは昔の祖母や昔の家人の、懐かしい愛情を追懐させるような、遠い時間への侘しいノスタルジアがある。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
奈良という侘しい古都に、薄暗い古道具屋の並んだ場末を考えるだけで寂しいのに、秋の薄暮の灯ともし頃、宵の燈火の黄色い光をイメージすると、一層情趣が侘しくなり、心の古い故郷に思慕する、或る種の切ないノスタルジアを感じさせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
前に評釈した夏の句「柚の花やゆかしき母屋の乾隅」と、本質において共通したノスタルジアであり、蕪村俳句の特色する詩境である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
風景の中に縹渺する、彼のノスタルジアの愁思であろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
即ち蕪村は、その藪入りの娘に代って、彼の魂の哀切なノスタルジア、亡き母の懐袍に夢を結んだ、子守歌の古く悲しい、遠い追懐のオルゴールを聴いているのだ。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
河豚汁の宿赤々と灯しけり と、冬の街路に炉辺の燈灯を恋うる蕪村は、裏街を流れる下水を見て易水に根深流るる寒さかな と、沁々として人生のうら寒いノスタルジアを思うのだった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
しかるにその同じ家郷を、ひとえに時間の所在に求めて、追懐のノスタルジアに耽った蕪村は、いつも冬の炬燵にもぐり込んで、炭団法師と共に丸くなって暮していた。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
もののあわれへのノスタルジアや、いわゆる心境小説としての私小説へのノスタルジアに憧れている限り文壇進歩党ははびこるばかりである。
織田作之助 土足のままの文学 青空文庫
作例 · 標準
この古い歌を聴くと、強いノスタルジア(郷愁)が呼び起こされる。
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雨の匂いは、しばしば子供の頃のノスタルジア(郷愁)を思い起こさせる。
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彼女は故郷を再び訪れたとき、ノスタルジア(郷愁)の波を感じた。
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