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背馳

はいち
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
inconsistency
文例 · 用例
それはとにかく彼がミュンヘンの小学で受けたローマカトリックの教義と家庭におけるユダヤ教の教義との相対的な矛盾――因襲的な独断と独断の背馳が彼の幼い心にどのような反応を起させたか、これも本人に聞いてみたい問題である。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
これは一つには自分がだんだん年を取ってすべてのものに対する感興の強度を減らしたためもあるかもしれないが、一つにはまた実際に近頃の二科会の絵の傾向が自分の好みに背馳して来たように思われたためもある。
寺田寅彦 二科展院展急行瞥見記 青空文庫
そうして一時は仏説などの因果の考えとは全く背馳する別物であるかのように見えたのが、近ごろはまた著しい転向を示して来て、むしろ昔の因果に逆もどりしそうな趨勢を示すようにも見られるのである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
剣聖の心境に背馳すること千万なり。
太宰治 花吹雪 青空文庫
燕王、指揮武勝を遣りて、朝廷兵を罷むるを許したまいて、而して糧を絶ち北を攻めしめたもうは、前詔と背馳すと奏す。
幸田露伴 運命 青空文庫
この二人はどうもとても性質が相背馳しているようだからね。
コナン・ドイル 自転車嬢の危難 青空文庫
一言すれば二葉亭は能く外国思想に熟していたが、同時にやはり幼時から染込んだ東洋思想を全く擺脱する事が出来ないで、この相背馳した二つの思想の※着が常に頭脳に絶えなかったであろう。
――遺稿を整理して―― 二葉亭四迷 青空文庫
時代の好尚と背馳した、かかる古曲を持ち伝へてゐた人だけに、門弟といふものも、ほとんど無ければ、同情のある聴き手も至つて稀で、言はば、演奏者と聴衆とを合せて唯一人のみで、その一人こそ、紛れもない藤村※校みづからだつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
作例 · 標準
彼の言動は、彼の信念と背馳しているように見える。
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その政策は、基本理念に背馳すると批判された。
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約束と事実は大きく背馳していた。
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