黙思
もくし
名詞動詞-サ変
標準
silent contemplation
文例 · 用例
独り歩み黙思|口吟し、足にまかせて近郊をめぐる」同二十二日――「夜|更けぬ、戸外は林をわたる風声ものすごし。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
此方も古塚の奇異に対して、瞑想黙思した男には相応わない。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
われこの答へを聞かんが為に過去の半生を逍遙黙思に費やせり。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
後世の之を説くもの、ナタナヱルの黙思を論ぜずして、基督の威力のみを談ず。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
知らぬうちとて、黙思逍遙の好地と思ひしところ、この物語を聞きてよりは、自からに足をそのあたりに向けずなりにき。
— 北村透谷 『鬼心非鬼心』 青空文庫
李林甫の半夜高堂に黙思するや、明日必殺ありしと云ふが如き、豈此間の消息を洩すものにあらずや。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
この小さな句碑の前に、無限の感慨をこめて黙思する人は、果していくたりゐるだらう。
— 心猿 『九月朔日』 青空文庫
ゆえに、人もしその心に難問を解答せんとし、あるいは失忘したる記憶をつとめて再起せんとするときは、両眼を閉じて黙思するを通慣とす。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
事態の推移を黙視するしかなかった。
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彼は、周りの状況をただ黙視していた。
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不正が横行するのを黙視することはできない。
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