黙視
もくし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
一日わが孤立の姿、黙視し兼ねてか、ひとりの老婢、わが肩に手を置き、へんな文句を教えて呉れた。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
その様を黙視するに忍びず、一身を賭して博士の生死を探らんその報酬として運よく探りあてたる方へは、嬢の一身を托せらるべしと嬢に申込みたる二人の青年紳士あり。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
勿論人各々主義あり、斯かる主義を自己一人にて実行するは勝手なり、余輩敢て干渉の限りにあらずと雖も、苟も這般の陋劣なる、無気力なる、非愛国的なる主義を全国に唱導伝播するに至つては、断じて黙視すべきにあらず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
一介の市人鳶頭の金助ですらが、かく侠気からあえて盗みをも働いたというのに、それほどの奇怪至極な秘密を聞き知って、われらの義人むっつり右門が黙視のできる道理はないはずでしたから、凛として言い放ちました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
もし今殺人事件の為に伊達が非常に危険な状態に陷るとすれば、彼女は必ず黙視してはおられない。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
私ならその方があれまではげしく思っておいでになるのを見れば黙視していられないでしょう。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
折竹は、木戸からその報を得たとき、これは黙視できぬ、と考えた。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
滝人はしばらく動悸を押さえ、死の番人のように、その顔を黙視していた。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
作例 · 標準
遠くの山々が、肉眼でもはっきりと目視できる。
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パイロットは、離陸前に滑走路を目視で確認した。
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この望遠鏡を使えば、星雲さえも目視できる。
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