水車小屋
すいしゃごや
名詞
標準
water mill
文例 · 用例
「西部劇通信」だの「ゼーロン」だのを書いた昭和五年の頃は、彼の返り咲きの観があつたし、評判がよかつたのであるが、あの頃のものよりも、それから暫く後に書いた、水車小屋の壁に凭れて月の明りで手紙を読む短篇なぞの方が、遙かに牧野さんらしいものであると思はれる。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
画はやはり田舎の風景で、ゆるやかな流れの岸に水車小屋があって柳のような木の下に白い頭巾をかぶった女が家鴨に餌でもやっている。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
諺の「ボンネットを一度水車小屋の磨臼に抛り込んだ以上」は、つまり一度|貞操を売物にした以上は、今さら宿命とか身の行末とかそんな素人臭い歎きは無い。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
村の貯水池や共同水車小屋が破壊されれば多数の村民は同時にその損害の余響を受けるであろう。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
」と雀は、一銭銅貨をくわえて、おおいそぎで水車小屋の方へとんでいきました。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
この雀は水車小屋ののきばにすんでいたのでありました。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
まだ水車小屋につかないまえ、はたけの上をとんでいたとき、あまりあわてたので、雀は銅貨を落としてしまいました。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
」といって、そのまま水車小屋の巣にかえりました。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
作例 · 標準
村の古い水車小屋は、今もなお川のせせらぎと共に静かに佇んでいる。
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子供の頃、祖父と夏休みに訪れた水車小屋で、粉ひきの仕事を見学させてもらったのが懐かしい。
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この辺りの地域では、かつて多くの水車小屋が穀物生産の要となっていた。
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ウィキペディア
水車小屋(すいしゃごや)または水車場(すいしゃば)は、水車を備えた構造物。水車によって穀粉、製材、織物生産、金属加工など何らかの機械的工程を駆動する。英語では watermill と呼ぶが、直訳すれば「水力のひき臼」であり、必ずしも水車が必須とは言えないし、小屋とは限らない。
出典: 水車小屋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0