粉挽き
こなひき
名詞
標準
文例 · 用例
おれの親父から近頃、粉挽き場をもらったし、おれの方が金はあるぜ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
冬の夜長に、粉挽き唄の一つも歌つてやつて御覽なさい。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
それのみならず、その翌日は、この水車の仕事が面白いといって、和尚は法衣の袖を高くからげて、米搗きから、粉挽きから、俵の出し入れから、水門の上げ下ろしから、穀物の干場の仕事まで、与八を助けて、せっせと稼いで、その稼ぎぶりの確かなことに本職の与八を驚かせ、夕方になると、さっさと出発してしまいました。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
有名な競走馬フライイング・チルダースは一ペック〔約九リットル〕の穀物でも粉挽き場にはこんだことはあるまい。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
そして手招きしながら、その地方でよく聞く粉挽の歌をうたふ。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
」彼は彼女を肩に擔ぎ上げて、矢張り粉挽の歌をうたひながら、路の向うの家へ歸つて行く。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
あたし小父さんの奇妙な小さな教會を見るまで、生れてから粉挽場を見たことがあるやうな氣がしませんわ。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
その時、年取つた製粉場主は通路迄歩き出して、腕を振りながら、昔うたつた粉挽歌をうたひ出した。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫