土着民
どちゃくみん
名詞
標準
indigenous people
文例 · 用例
「宝島」の作者は何時迄も海賊と埋もれた宝物のことを書いていればいいのであって、南海の殖民事情や、土着民の人口減少現象や、布教状態に就いて考察する資格が無いとでもいうのか?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
そういう限られた評価法しか知らない奴に、太平洋の土着民の人格の美点や、その生活の良さなど、てんで解りっこないのだ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
僕はどんな土地にも、人生そのものにも、土着民であることを好みません。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
あたりの土着民が俄かに騒ぎ出した。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
即ち越の尉佗の國、朝鮮の衞滿の國などがそれであつて、恐らくは當時支那人の流浪者が至るところに疆外に流れ込み、而して其の長い間國家的に訓練された生活状態を、猶未開にして部落生活を脱しなかつた所の土着民族に浸漸させて、それ等をして各やがて民族的國家を形造るべき素因を作らしむべく進みつゝあつたに相違ない。
— 内藤湖南 『日本上古の状態』 青空文庫
「リビヤ白騎隊」とこれらの映画との違いは、土地開発に向う一つの勢力と土着民の生存的利害関係とが根本的に違っているところにある。
— ――所謂「脱出」への疑問―― 『イタリー芸術に在る一つの問題』 青空文庫
日本の軍国主義にだまされた自身のいきさつを思うよりも、こんな目にあうその苦しさを、敗戦と、いまは屈従から立って自分たちをかこむ土着民への恐怖と憎悪の感情にこらして、引あげの辛苦を経験した。
— 宮本百合子 『ことの真実』 青空文庫
ほかに古社が多いが、広木村の神社というのが土着民の祖神のようにも考えられている。
— その十七 狼大明神 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
その部族は、この地域に古くから住む土着民だ。
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土着民の文化や伝統は保護されるべきだ。
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探検家は、その島の土着民と友好的な関係を築いた。
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