俳文
はいぶん
名詞
標準
prose with a poetic haiku flavor (flavour)
文例 · 用例
反古は俳文の紀行で、文字と挿画とが相半している。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
『風俗|文選』などいう本をわざわざ東京から取寄せて、幾らか俳文をひねくったりしたこともあった。
— 堺利彦 『私の父』 青空文庫
」古本屋の主人は、勢よく立上ったかと思うと、かねて勝手を知った書棚に往って、四冊本の俳文集を取出して来た。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
新らしい俳文、――散文詩を作らう、作らなければならないと思ふ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
彼は又私のヒントで、俳文学の雑誌を発刊する計画も立ててゐた。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
たとひそれは「俳文」と呼ばれる彼以後の散文を通過して来たにもしろ。
— 芥川龍之介 『文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
思ふに俳文の上乘なるもののうちには、却てこの散文詩に値するものありて、かの素堂の『簔蟲の説』の類、蓋しこれなるべし。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
鶴見が代筆をして、一枚ばかり俳文めいた文章を書いた。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
作例 · 標準
『奥の細道』は、研ぎ澄まされた俳句と情緒豊かな文章が調和した俳文の最高傑作と言える。
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日常の些細な出来事を俳文のスタイルで綴るブログを始めたところ、意外にも多くの読者がついた。
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俳文特有のリズム感と省略の美学は、現代の日本語表現においても学ぶべき点が多い。
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