灌漑
かんがい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
irrigation
文例 · 用例
泉はまるで一つの灌漑の水路のように勢よく岩の間から噴き出ていた。
— 宮沢賢治 『泉ある家』 青空文庫
この氷河が消失して、従って新疆地方に灌漑する川々の水量が少なくなり、そのために土壌がかわき上がって今のような不毛の地になったらしい。
— 寺田寅彦 『ロプ・ノールその他』 青空文庫
二マイルも離れた川から水路を掘り通して旱魃地に灌漑するという大奮闘の光景がこの映画のクライマックスになっているが、このへんの加速度的な編集ぶりはさすがにうまいと思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
ポプラの梢を越して、多那川の灌漑地帯の田や畑地が見え、左寄りに東京から相模へ往来する電車の線路が見え、橋の両岸に町になりかけの人家が蝟っております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
櫟林は、丘の上では果樹園や花畑の背後を囲みながら学校教職員の舎宅のある段と、学園の建物のある段と、その下の多那川べりの灌漑地帯の田畑の平地と、三段になっている地層を抱きかゝえるように多那川の岸にまで立ち続いております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それが田畑を灌漑して、また集って多那川に落ちるその小さな流れであります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
さうして、其の文明の特徴として、太陽崇拜、構築の爲の巨石使用、農耕灌漑その他を擧げる。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
そうして、その文明の特徴として、太陽崇拝、構築のための巨石使用、農耕灌漑その他を挙げる。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
作例 · 標準
この地域では、大規模な灌漑システムのおかげで、一年中作物が育てられる。
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乾燥地帯では、効率的な灌漑が農業の生命線となる。
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新しい灌漑用水路の建設により、水田への供給が改善された。
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この農法は、地下水を利用した高度な灌漑技術を導入している。
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ウィキペディア
灌漑 とは、農地へ水を人工的に供給すること。農作物の増産、景観の維持、乾燥地帯や乾期の土壌で緑化する為に実行される。他にも農業生産において、作物を霜害から守る、穀物の畑で雑草を抑制する、土壌の圧密を防ぐといった用途もある。対照的に直接的な降雨のみで行う農業を乾燥農業と呼ぶ。灌漑システムは、塵の飛散防止、下水処理、鉱業などにも使われる。灌漑と排水は組み合わせて研究されることが多い。
出典: 灌漑 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0