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異彩

いさい
名詞頻度ランク #40243 · 青空 171
1
標準
conspicuousness (usu. color)
文例 · 用例
その歌集はおそらく今の歌壇に一つの異彩を放つばかりでなく、現代世相の一面の活きた記録としても意義のあるものになるだろうと思っている。
寺田寅彦 宇都野さんの歌 青空文庫
一つ確かに覚えているのは、レンブラント画集の立派なのが他の二、三の画集と並んで本箱に立ててあった事で、これだけが荒涼な室の中に著しい異彩を放っていた。
寺田寅彦 中村彝氏の追憶 青空文庫
レーノルズの全集をひやかしてこの異彩ある学者を礼讃してみたり、マクスウェルの伝記中にあるこの物理学者の戯作ヴァンパヤーの詩や、それを飾る愉快に稚拙なペン画を嬉しがったりした。
寺田寅彦 科学に志す人へ 青空文庫
」と、僕の妻は異彩のある女にたいする興味を外に見せて確めるように云った。
吉行エイスケ 戦争のファンタジイ 青空文庫
このような地質的多様性はそれを生じた地殻運動のためにも、また地質の相違による二次的原因からも、きわめて複雑な地形の分布、水陸の交錯を生み出した、その上にこうした土地に固有な火山現象の頻出がさらにいっそうその変化に特有な異彩を添えたようである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
当時いちばん若かったKちゃんが後年ひとかどの俳人になって、それが現に銀座|裏河岸に異彩ある俳諧おでん屋を開いているのである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
それは、全身にいろいろの刺青を施した数名の壮漢が大きな浴室の中に言葉どおりに異彩を放っていたという生来初めて見た光景に遭遇したのであった。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
真菰の精霊棚、蓮花の形をした燈籠、蓮の葉やほおずきなどはもちろん、珍しくも蒲の穂や、紅の花殻などを売る露店が、この昭和八年の銀座のいつもの正常の露店の間に交じって言葉どおりに異彩を放っていた。
寺田寅彦 試験管 青空文庫
作例 · 標準
彼の作品は、既存の概念にとらわれない独創性で、現代美術界に異彩を放っている。
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都心に建つその高層ビルは、周囲の景観の中でひときわ異彩を放っていた。
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枯れた大地に咲く一輪の赤い花は、まるで異彩を放つ宝石のようだった。
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新人ながら、彼女は会議で常に異彩を放つ意見を述べ、周囲を驚かせた。
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