経国
けいこく
名詞
標準
government
文例 · 用例
これが、一年前在モスクワの息子経国から「……いまやあなたは支那国民の敵となった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
一方ではまた「経国美談」「佳人之奇遇」のごとき、当時では最も西洋臭くて清新と考えられたものを愛読し暗唱した。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
矢野竜渓の「経国美談」を読まない中学生は幅がきかなかった。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
明治初年の、佳人之奇遇、経国美談などを、古本屋から捜して来て、ひとりで、くすくす笑いながら読んでいる。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
その他の智識としては馬琴、為永の小説や経国美談、浮城物語を愛読し、ルッソーの民約篇とかを多少|噛っただけである。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
かつ在官者よりも自由であって、大抵|操觚に長じていたから、矢野龍渓の『経国美談』、末広鉄腸の『雪中梅』、東海散士の『佳人之奇遇』を先駈として文芸の著述を競争し、一時は小説を著わさないものは文明政治家でないような観があった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
その時は二回目で、一番目が依田学海作の「拾遺後日連枝楠」、二番目が矢野龍渓の「経国美談」であった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
ここで、面白く思われるのは、自由民権が唱えられた時代からのより社会的性質のつよい文筆家たちは「経国美談」の作者の矢野龍溪にしろ中江兆民にしろ、主として新聞人として活躍していることである。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
作例 · 標準
彼は経国の大志を抱き、若くして政界に入った。
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経国済民の精神で、この国をより良くしたい。
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その思想は、後の経国論に大きな影響を与えた。
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