俯く
うつむく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to hang one's head
文例 · 用例
(俯く)年齢が十以上も違つてゐたり………。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
夫これを見て怖れ入り、明日道人に何卒妻を除く法を授けたまえと乞うと、道人教えて、妻をして麪麭を焼かしめ竈に入れんとて俯くところを火中に突き落し、石もて竈口を閉じ何ほど哀願しても出でしむるなかれ、出ださば汝は必ず殺されんと言った。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
(じっと、さし俯く)お梶 (顔を火のごとく赤くしながら、さし俯いて言葉なし)藤十郎 (必死に緊張しながら)その時からじゃ、そなたを、世にも希なる美しい人じゃと思い染めたのは。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
而して彼はさし俯くおかみに向うて、此家の最初の主の稲次郎と密通以来今日に到るまで彼女の不届の数々を烈しく責めた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
手に掬ばむとしてうつむく時、思いかけず見たるわが顔はそもそもいかなるものぞ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
」 天麩羅を、ちゆうと吸つて、「何しろ、お前、俺が顏を見せると、白い頸首が、島田のおくれ毛で、うつむくと、もう忽ち耳朶までポツとならうツて女が、お人形さんに着せるのだ、といつて、小さな紋着を縫つてゐるんだからよ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」 と、少し身を寄せたが、さしうつむく。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
女がひょいと顔をそらして廂へうつむくと、猫が隣りから屋根づたいに、伝うのです。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
作例 · 標準
先生に叱られて、生徒は悲しそうに俯いた。
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彼女は俯いて、涙を隠そうとした。
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暗い夜道、怖くて俯きながら早歩きで帰宅した。
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