神権
しんけん
名詞
標準
divine right (e.g. of kings)
文例 · 用例
彼は祖国の使命を以て絶大なる神権の告勅を実現するにありとしたり。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
倫理学史上に現われたる権力説の中では、君主を本としたる君権的権力説と、神を本としたる神権的権力説との二種がある。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
神権的倫理学は基督教が無上の勢力をもっていた中世時代に行われたので、ドゥンス・スコトゥスなどがその主張者である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
其昔、大理石で畳んだ壮麗なる演戯場の桟敷から罪なき赤手の奴隷――完たき『無力』の選手――が、暴力の権化なる巨獣、換言すれば獅子と呼ばれたる神権の帝王に対して、如何程の抵抗を試み得るものかと興ある事に眺め下した人々の目付、その目付も斯くやあつたらうと、心の中に想はるる。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
中央アフリカにおいても、大中小の酋長はいずれもみな神権を持っていて、自由に地水風火の原素を使役する。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
専制時代、神権万能時代にあっては、我我は少数の先覚者や権力者に屈従し、その命令のままに器械の如く働けばよかったのであるが、思想言論の自由を許されたる今日に、各個の人が自己の権利を正当に使用しないのは文明人の心掛に背いたことである。
— 与謝野晶子 『婦人と思想』 青空文庫
そして如何に質朴な民衆の上に神権主義の道徳が圧力を持っていた時代でも、実際に全婦人をその貞操倫理の金科玉条で司配することは出来なかった。
— 与謝野晶子 『鏡心灯語 抄』 青空文庫
その中の狡猾な者は神を利用して人心を収め、兵力を併せ持って、政治的に、経済的に、人間の司配者たる特権を占有し、その最も大なる者は神権と王権とを一身に兼ね備えた。
— 与謝野晶子 『既成宗教の外』 青空文庫
作例 · 標準
古代の王たちは、神権によって統治していたと主張した。
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神権政治は、宗教的指導者が政治を司る体制を指す。
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彼は、王の神権を否定し、民衆の権利を訴えた。
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ウィキペディア
神権(しんけん)とは、モルモン教における神の業を成すために(末日聖徒イエス・キリスト教会の場合)有する権能。アロン神権(小神権)とメルキゼデク神権(大神権)の二つがある
出典: 神権 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0