柴
しば
名詞頻度ランク #15938 · 青空 778 例
標準
brushwood
文例 · 用例
柴漬の沈みもやらで春の雨 春雨|模糊とした海岸に、沈みもやらで柴漬が漂っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これが柴とりの云うた新坂なるべし。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
」と言つて立ち上り、大きいくしやみを一つして、それから拾ひ集めた柴を脊負ひ、こそこそと林の中に這入つて行く。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
あの爺さんは、いまごろはきつとひどく落膽して、山に柴刈りに行く氣力も何も無くなつてゐるでせうから、私たちはその代りに柴刈りに行つてあげませうよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
おれは、あしたお辨當をたくさん作つて持つて行つて、一心不亂に働いて十貫目の柴を刈つて、さうして爺さんの家へとどけてあげる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
山頂では狸と兎が朝露を全身に浴びながら、せつせと柴を刈つてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
兎はあつけにとられたやうな顏をして、柴刈りの手を休め、ちよつとそのお辨當箱の中を覗いて、あ!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
けれども、けふの兎は、何か内證の思惑でもあるのか、いつものやうに狸に向つて侮辱の言葉も吐かず、先刻から無言で、ただ技巧的な微笑を口邊に漂はせてせつせと柴を刈つてゐるばかりで、お調子に乘つた狸のいろいろな狂態をも、知らん振りして見のがしてやつてゐるのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
焚き火のために、近くの山で柴を集めた。
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古い囲炉裏に柴をくべて、火を熾した。
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柴の束を背負って山道を登る。
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