入津
にゅうしん
名詞動詞-サ変
標準
entering a port
文例 · 用例
海路平安という文字を刻された慈海燈は、唐船入津の時、或は毎夜、一点の光明を暗い夜の海に向って投げかけた。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
恐らく昔、唐船入津の時節、或は毎夜、そこに燈明が点ぜられたものであろう。
— 宮本百合子 『長崎の一瞥』 青空文庫
武江年表を検するに、閏六月より八月に至るまで雨が多く、七月二十五日の下に「酒船入津絶えて市中酒なし」と書してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
兵庫著、夜半|入津。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
南蛮船入津の図を描いた、三世紀以前の古屏風へ。
— 芥川龍之介 『神神の微笑』 青空文庫
町年寄の話では、呂宋助左衛門は慶長二年の秋、手持の船に一家|眷族を乗せてツーランに入津し、フェイフォに落着きたい意嚮らしかったが、海賊の嫌疑があるので、大年寄がいい返事をしなかったら腹を立てて暹羅のアユチャに行き、オロンという高位についているというようなことだった。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
十四日午後、はじめてカルカッタ府に入津す。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
午前十時、ベルゲンに入津す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
作例 · 標準
外国からの大型船が入津するのを見た。
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嵐のため、船の入津が遅れている。
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入津したばかりの船から、多くの荷物が降ろされた。
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