入神
にゅうしん
名詞
標準
inspiration
文例 · 用例
頭の上で両手を交差して、一点の弧光から発する光でスクリーンに影を映すだけのことであるが、それは実に驚くべき入神の技であった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
真に入神の技であると思って、深い印象を刻みつけられたことであった。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
しかし団扇の使い方に見られたあの入神の妙技はもう見られない。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
眞個驚くべき入神の妙技で、此くしてこそ自然の祕儀が會得せられようといふものである。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
よろしくお願いいたします」 ほとんど入神の演技でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
ドスト氏は躬ら露國平民社界の暗澹たる境遇を實踐したる人なり、而して其述作する所は、凡そ露西亞人の血痕涙痕をこきまぜて、言ふべからざる入神の筆語を以て、虚實兩世界に出入せり。
— 北村透谷 『罪と罰(内田不知庵譯)』 青空文庫
我又語爾、駝穿針孔、較富人入神之國、尤易也。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
陵の祖父|李広の射における入神の技などを語るとき、蕃族の青年は眸をかがやかせて熱心に聞入るのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
作例 · 標準
彼の絵には入神の域に達した美しさがある。
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まさにこれは入神の出来栄えと言えるだろう。
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入神の閃きが彼に新たなアイデアをもたらした。
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