三宝
さんぼう異読 さんぽう
名詞
標準
the Three Jewels
文例 · 用例
その間に父上は戸棚から三宝をいくつも取下ろして一々|布巾で清めておられる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
ここに黄ばんだしみのあるのも鼠のいたずらじゃないかしらんなど独語を云いながら我も手伝うておおかた三宝の清めも済む。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
父上はこれに一々|水引をかけ綺麗にはしを揃えて、さて一々青い紙と白い紙とをしいた三宝へのせる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
一番大きな下の壇へは色々な供物の三宝が並べられる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
台所に杯盤の音、戸口に見送りの人声、はや出立たんと吸物の前にすわれば床の間の三宝に枳殻飾りし親の情先ず有難く、この枳殻誤って足にかけたれば取りかえてよと云う人の情もうれし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
卒業式三宝または水差しなど、 たとへいくたび紅白の、甘き澱みに運ぶとも、 鐘鳴るまではカラぬるませじと、うなじに副へし半巾は、 慈鎮|和尚のごとくなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
側の三宝に貼紙がしてある。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
(どなた、)と納戸の方でいったのは女じゃから、南無三宝、この白い首には鱗が生えて、体は床を這って尾をずるずると引いて出ようと、また退った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
仏教徒は「仏・法・僧」の三宝を深く敬い、日々の生活の中で教えを実践しようと努める。
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「三宝に帰依することで、心の平安と悟りへの道が開かれるのです」と住職が説法した。
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儀式の際、僧侶たちは三宝を讃える声明を唱えながら静かに堂内を練り歩いた。
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