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手繰る

たぐる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to haul in (hand over hand)
文例 · 用例
月夜に往来へ財布を落しておいて小蔭にかくれて見ている、通行人があたりを見廻わしてそれを拾おうとするときに、そっと手許の糸を手繰ると財布がひとりでするすると動き出すというような深刻な教育法をも実行した事があったようである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
およそ、山の中の氷の下から、数珠を手繰るように落ちて来る、峡間の水ほど力の強い、自由の手も少いであろう。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
そなたの導力が手繰るまにまに、やがてわたしも、そなたと一つ世界に運び上げられよう。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
私も初手の内は二軒三軒と心覚えにしておいたが、蛇の道は蛇じゃ、段々その術に長ずるに従うて、蔓を手繰るように、そら、ぞろぞろ見付かるで。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
手にものなき一人、一方に向い、凧の糸を手繰る真似して笑う。
泉鏡花 紅玉 青空文庫
鳶なら油揚も攫おうが、人間の手に持ったままを引手繰る段は、お互に得手でない。
泉鏡花 紅玉 青空文庫
」 と、うっかりらしく手に持った女の濡手拭を、引手繰るようにぐいと取った。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
女が手を離すのと、笊を引手繰るのと一所で、古女房はすたすたと土間へ入って行く。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
作例 · 標準
彼は荒れた海の上で、冷たくなった麻縄を無言で手繰り続けた。
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凧揚げの糸を手繰りながら、風の向きが変わるのをじっと待つ。
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おじいさんは慣れた手つきで網を手繰り、今日の獲物を確認した。
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2
標準
to trace (history, threads of a story, etc.)
作例 · 標準
古い家系図を手繰ることで、自分の先祖がどこから来たのかを突き止めた。
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探偵はわずかな証拠を手掛かりに、事件の真相へと繋がる記憶の糸を手繰る
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祖母は遠い昔の話を、一つ一つ言葉を紡ぐように手繰りながら聞かせてくれた。
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手繰る(たぐる) — 幻辞.com