ばつ
ばつ
名詞名詞-の形容詞
標準
one's circumstances or condition, esp. compared to that of another
文例 · 用例
しかしともかく、それらの音楽によつて多くの人々が、好い気持にされてゐるのだから文句はないのだが、然しもと/\気分の暈縁なぞといふオボコイものを聴いて喜んでゐる連中が取引のこととなると俄然骨ばつてくるし、而も楽々骨ばれるやうに前以て備へてゐるので、「音楽と世態」なぞと今並べてみたくなるのである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
「あんたの友達つたら悪いのばつかり……」 祖母は不満さうに言つた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
だから学校とは遠退くばつかりでせう。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
そして父はまたデリカシーのない男だから怒るばつかりだつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
そして「社長にしろ学校の校長にしろ、家庭を訪問して実際面と対つてみれやあ、恐くない人ばつかりなもんだ………」と来てから第一本目の煙草に火を点けながら考へてゐた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
『う……うぬ、穢れだ』滿身の怒氣を込めて、身を※くと、無殘、女は胸を一つ突かれて、仰向にばつたり倒れる。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
など、のんきな事を考へながら山を降りて來たら、途中で、野良へ出かける息子の聖人とばつたり出逢ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 前後左右どちらを見ても、ただ杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが續いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話聲の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から苦労が多かったけど、今のばつがあるからこそ強いんだと思う。
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彼女の今のばつは、すべて過去の努力の結果だ。
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まあ、色々あったけれど、今はこんなばつですよ。
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標準
coherence (e.g. of a conversation)
作例 · 標準
彼の話はばつが悪くて、何を言いたいのかさっぱり分からなかった。
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議論のばつを保つため、論点を明確にすることが重要だ。
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会議が長引いて、だんだん話のばつがなくなってきた。
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