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風韻

ふういん
名詞
1
標準
elegance
文例 · 用例
それは君に風韻の樂しみをあたへはするが、決して君を苦しめ悲劇させることはない。
萩原朔太郎 詩に告別した室生犀星君へ 青空文庫
今の君は、もはや何人の眼に於ても、森林から出てきた原人ではなく、却つて教養あり、禮節あり、そして典雅の趣味を愛する所の、一個品性高き風韻の好人物である。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
ただ幸いに芸術の在るありて感覚と情緒とにより、彼の風韻を覬覦し得る。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
非常に寛容の人で私の字筋は性格的だから自分で工夫して行かせ度いと云はれ、所蔵する書の本を沢山私に貸与して優れた字の含む風韻とか格といふものを感得させて呉れられた。
岡本かの子 私の書に就ての追憶 青空文庫
ただ志して未だ風韻の神に到らず、境涯整はずして、また未だ苦吟の傷痕を脱し得ざるを恥づる。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
されば玲瓏として玉の如く、朝に起き、夕に寝ねて、いただくはありふれし米の飯、添ふるに一汁一菜の風韻、さながら古人の趣に相かなふを悦ぶ。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
日常之に添ひ、風韻幽かに成る。
北原白秋 白南風 青空文庫
島の生活を書いた田畑君の一作など、就中その風景描写に於いて読む者の胸に颯々重厚なる風韻を通はしめずには置かない稀なる感慨を誘はれるものであつた。
牧野信一 浪曼的時評 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章には独特の風韻があり、読む者の心に深い余韻を残す。
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庭園の池に映る月を眺めながら、しばし日常を忘れて風韻に浸った。
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この古都の街並みには、千年の歴史が育んだ気品と風韻が漂っている。
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